お庭の植物たち~枇杷の葉の活用~

2019年12月27日

我が家の庭には10年前に植えた枇杷の木があります

この木は当時がんになった家族のために植えました。枇杷の葉を体のツボに当ててお灸をしたりこんにゃくシップをして、がんの苦痛を取り除くために毎日せっせとやっていました。もちろんがんが治るように祈りながら

お灸は中国の本格的なお灸を使い、こんにゃくは10分ほど熱湯でゆでて、やけどしないように厚手のタオルに巻いて当てることにより枇杷の成分を体内に入れることができます

がんが治ることはありませんでしたが、終末期にみられる腹水やがん性疼痛に全く苦しむことがありませんでした

何年か前の大雪の時には雪の重みで木の幹が真っ二つに折れてしまい、仕方なく根元近くで木を切って、もう枯れてしまうかも・・と思っていましたが、まさかの復活を遂げて現在に至っています

昔は枇杷の薬効が素晴らしいため、病人が枇杷の木のある家に集まったことや、枇杷は常緑樹で冬でも葉が生い茂って庭が暗くなるため不吉な木ともいわれていたそうです

我が家では選定した葉の裏を洗って絨毛を取り除きハサミで細かく切って不織布の水切り袋に入れ、入浴剤として利用しています。疲労回復とデトックス効果が得られます

過去にお付き合いのあったがん患者様は、毎日枇杷の葉でお灸をされていました。放射線や手術の後遺症で足が象のように浮腫んで、病院でもお手上げ状態でしたが、毎日枇杷の葉でお灸をして、枇杷の葉風呂に入っていたらすっかりむくみが取れていました。その方は、枇杷の葉風呂にはいるとお湯が真っ黒に汚れる、と話されていました。体内の毒素がそれだけたまっていたようです

また、乾燥させた枇杷の葉を細かく切って、ウォッカにつけて有効成分を抽出し、そのチンキ剤で化粧水を作ると肌がしっとりします

生薬としても使われていますので、後日ご紹介いたします